7月は、クリエイティブ関連のお仕事をされながら、写真や映画の撮影をライフワークにされている杉浦正範さんの登場です!
第3回目は、東京 浅草寺で行われた「ほおずき市」の写真と共に、撮影のポイントを教えてくれました。
東京では7月から8月にかけてたくさんのお祭りが開催される。今回は7月9日・10日に開催されたほおずき市を撮った。
祭りは人が集まるものだが、ぼくは人でごった返す前の祭りの雰囲気が好きだ。ほおずき市には100軒以上ものほおずき露店が並ぶ。会場となる浅草寺では朝方各露店がたんたんと準備をしており、独特の静けさがある。夜になり人でごった返している時には見られない風景がある。
また、朝方は光のあたり方がちょうどよく、陽が高く昇った際にできる影が少なく、捉えたいものが鮮明に写る。ほおずきの緑色の葉と赤い実がまぶしい。
今度写真撮影に行く際は、いつもより早い時間に撮影場所を訪れたらどうだろうか。陽の傾きを気にして写真を撮ってみると、時間を変えるだけでいろいろな表現ができることに気付く。