光を得て、初めて被写体が姿を現します。
どんな光か、何の光かによって、色や雰囲気も変化します。
受けた光によって浮かび上がった、被写体のシルエットをとらえる
被写体が受けた光にフォーカスする
光を発する被写体をとらえる
街や公園などを撮り歩くときは、光と、撮った時のイメージが頭に浮かぶものをまず探すのが癖になっています。
光や興味のある被写体を見つけたら、頭の中でどんなふうに撮りたいのかを思い描き、そこに近づける作業をカメラで行います。
頭の中でイメージできていても、光の当たり具合や色の加減など、思い描いたものに近づけることがどうしてもできなかったり、代替案が浮かばない時は諦めることも多々あります。
それは単純に、どうしても叶わない組み合わせだったり、自分のテクニックが足りなかったりということが多く、経験を積みながら理解していこうと考えている部分です。
被写体が受けている光や状況から、表現が可能な範囲をまず見極めることが現在の課題ですが、まだまだ道のりは遠いです。
でも、興味が湧いた被写体をどう表現するのかイメージが湧いて、それを自分なりにとらえることができたと感じられた時は本当に嬉しいです。
時には、見たありのままの空気感を表現したいシーンもありますし、実際の光の具合よりも明るく/暗く表現したいシーンもあります。
また、友人たちとフォトウォークに出かけると、同じ時同じ場所で、角度によっても変化がありますが、同じはずの光を受けている被写体を表現する場合でも十人十色で、インスパイアされてまた別のイメージが湧く場合もたくさんあります。
写真の中での光の具合や明暗をコントロールしたい時、三脚は強い味方になります。
カメラの機能や自分の体を使うだけでは不可能な部分を補ってくれます。
今回、MK190CXPRO3T-3Wを使用して撮影を行いました。
全伸高173cmというサイズながら、ツイストロックのため3ウェイ雲台を含めても2.4kgと軽く、設置や運搬時も収納時も扱いやすく、快適でした。
次回は、「影」をテーマにお送りしたいと思います。
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