13.07.2012

群衆を撮る

13.07.2012

群衆を撮る

アクションは、競技場のピッチの外で起こっていることもあります。応援するファンの姿は、その場の空気を反映する最高のイメージを与えてくれるのです。

幸運にも、昨年9月に「レンジャーズ vs セルティック」という90分におよぶ伝統の一戦を見ることができました。これらのチームのファンは、チームに対する信頼の厚さとその荒っぽい応援歌で、世界的に有名ですね。
私は初めての都市を訪れると、必ず今まで見たこともないようなファンの応援ぶりを写真に納める機会に恵まれます。チームにちなんだ応援歌をたまたま耳にすれば、その歌は私の耳について離れず、観戦したときの記憶の片鱗が蘇ってくるのです。ファンに関しても同じです。

ファンたちが空気をつくり、群衆が試合の記憶を呼び覚まします。ファンのハートにがっちりと入り込んで一体感を作る応援歌やプラカードも、然り、です。ファンは、どんなアクション写真にも負けない、親密度の高いポートレートになってくれるのです。.

キックオフが始まってしまうと、横断幕や旗、ファンそのものがベストショットとなることはありません。そして、カメラをしっかりと持って撮影することに関し、いつも難しいと思わされます。

しかし、今回は、セルティックのファンがプラカードを掲げたとき、冷静さを保ちつつ、試合とファンの応援グッズの両方を撮影することができました。レンジャーズファンの撮影もすることができました。こういった写真は、ゲーム中に一喜一憂するファンを通して、試合の浮き沈みを如実に表現してくれるのです。

最後のホイッスルが鳴ったあとでも、カメラをすぐに使える状態にしておけば、さらなる撮影チャンスが訪れます。

この試合が終了してから結構な時間が経った後でも、レンジャーズ・サポーターたちが歌い、踊り、スウィングするさまを撮り続けました。

群衆の撮影は技術的に取り立てて難しいものでもなく、ゴールやファウルのようなきらびやかなショットにもならないかもしれません。ですが、勝利のスリルや敗北の苦渋をパーフェクトに体現するものなのです。.

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