プロフォトグラファーで、iPhoneographerとしてさまざまなメディアで活躍する三井公一さんが、4週に渡り、iPhoneで写真を撮るコツを教えてくれます。
最終回は、iPhoneだから楽しめる写真アプリについてです。
iPhone Photographyの楽しみのひとつはアプリによって、撮影した写真をその場で現像処理できることだ。近頃のデジタルスチルカメラは様々な効果を有するフィルターを搭載している機種もあるが、そのほとんどはフィルターを追加することができない。あったとしても種類が大変少なく高価なのだ。
その点iPhoneは世界中の開発者が制作したアプリを、僅かな金額もしくは無料で自由にインストールできる。
オススメは“Snapseed“。
これはiPhoneのライバルAndroidをリリースしているGoogleの製品だ。このアプリは直感的に指先で効果を選択して、その効き具合をダイレクトにコントロールできるのが魅力。是非試してみて欲しい。
写真を加工することに抵抗を感じる人もいるが、これはRAW現像処理だと思えばいい。
ちょっとした明暗の調整だけでなく、時には思い切って大胆なエフェクトをかけて、自分のイメージを増幅して楽しんでみよう。
あまり型にはまらずに感じた印象をストレートに表現するのが、多くの人に注目してもらえる写真を制作するコツだ。
またアプリは気に入ったものを使い倒すのがいい。つい新しいアプリに浮気しがちだが、眼で見たイメージをダイレクトに仕上げられる位にアプリを使い込むと、iPhoneographerとして一人前だと言えるだろう。自分色を出した“クセ“のある作品作りを目指すことだ。
素晴らしい写真が完成したら、iPhoneからSNSなどにアップロードして多くの人に見てもらおう。大勢に“!“と感じてもらえばあなたの写真は成功だ。
ゲストブロガー:三井公一
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