今回の作品は、「日本のお正月」をテーマにした部員の合同作品です。現代的な生活をしている私たちですが、意外と昔からの風習を生活の中に残していることが、この撮影をして感じました。
年末には、お正月に食べる餅つきをします。
元旦の日の出は、初日の出として特別な意味があります。
初詣では神社へお参りをし、一年の運勢を占うおみくじを引きます。
引いたおみくじは、神社の決められた場所に結びます。
普段は使わない筆と墨という昔ながらの筆記用具で、文字を書く書き初めもお正月らしい風景です。
部員の中には、お正月に神主さんが自宅に来て、お祓いをする習わしがある者もいました。
正月の終わりに、私たちの住む宮城県には「どんと祭」といわれる特別なイベントもあります。「どんと祭」は、毎年1月14日に行われ、お正月飾りを燃やし、1年間の無病息災や家内安全などを願います。
初詣やどんと祭といった大勢の方が訪れる場所での撮影で一番大変だったのは、撮影を行っていると、人の邪魔になってしまう事でした。撮影する場所などに気を付け、機動性のある一脚を上手く活用したりするなどして撮ってみました。
特にどんと祭では、夜間撮影のためぶれてしまうので、三脚をしっかり立て、撮影することを心掛けました。炎がゆらゆら揺れている様子が表現できたかなと思います。
普段は、演出写真などを撮ることが好きな私たちですが、今回の撮影で、こういう普段の何気ないスナップ写真で「今」を残していくことも写真の大切な役割なのだと感じました。
【撮影者】
宮城県柴田農林高等学校写真部
安藤すみれ(3年)
鈴木麻友(2年)
関知夏(2年)
武田大地(1年)
鎌田大介(1年)
北松伸一(1年)
【使用機材】
カメラ
レンズ
CANON EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II
CANON EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS
CANON EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM
CANON EF-S55-250mm F4-5.6 IS II
三脚
一脚
*2014年1月は、twitterで交流のできた、宮城県柴田農林高等学校の写真部に所属する、高校生フォトグラファーの連載となります。作品を作るにあたり、マンフロットの製品を使用していただいています。
宮城県柴田農林高等学校写真部:
全国高等学校総合文化祭、写真甲子園に何度も出場経験のある、 写真部。
仙台宮城デスティネーションキャンペーンの一環として「柴農写真部移動写真館」では「おおが わら桜まつり」会場での写真プレゼントの活動をしたり、埼玉栄高校写真部との「高校写真部による東日本大震災復興応援プロジェクト」の主催や「みち のく応援団」の震災復興支援のカレンダー作成プロジェクトへの参加など、社会的な活動も活発。
Twitter: @sbnpc
高校写真部による東日本大震災復興応援プロジェクト:https://www.facebook.com/yell4japan
みちのく応援団東日本大震災復興支援チャリティーカレンダー:http://www.daishinsha.co.jp/charity/