27.03.2014

旅先で撮りたい子どもたち

27.03.2014

旅先で撮りたい子どもたち

写真はコミュニケーションのひとつ。

どこへ行っても、ついカメラを向けたくなるのが子ども。
ウガンダでは、子どもの写真を撮れるチャンスがたくさんあります。クスクスと笑いながら近づいてきて、良い笑顔を向けてくれる。

写真を撮ってからカメラの画面を見せてあげると、嬉しそうにキャーキャー大騒ぎしたあと、今度はわざと変な顔をしてカメラの前に立つ。どこの国の子どもも、変な顔っていうのは共通なんだなぁ、とこちらも嬉しくなって、さらにシャッターを切ります。

ただ、どちらかというと、私が撮りたいのはやっぱり日常風景。
どんなふうに毎日を過ごしているのか、どんな遊びをしているのか、自然体の姿を撮るには、しばらくの間そこにいるのが一番です。

最初は興味本位で近寄ってきた子どもたちも、時間が経つとだんだん外国人に飽きてくるから、そのときがチャンス。
追いかけっこを始めたり、ごろんと寝転がっておしゃべりしたり。ゆっくりとした時間が流れていくのを感じます。

その場かぎりになってしまう子どもたちもいますが、連絡が取れるときには写真を送ります。お父さんやお母さんが喜んでくれたというのを聞くと、「旅先で写真を撮る」ということが単なる個人的な楽しみというだけでなく、コミュニケーションのひとつでもある、ということを実感します。

その写真を見たときに、その子どもたちも、ふらりとやってきた外国人の私のことを思い出してくれますように。

山崎佳

1983年生まれ。長野県出身。
多摩美術大学卒業後、ジュウ・ドゥ・ポゥムのデザイナーとして仕事をしながら、2013年「EMPAPURA PLUS」を立ちあげる。
Instagram(@keiyamazaki)では、朝ごはんをメインに投稿中。
2014年2月には、朝ごはんをまとめたTODAY’S BREAKFAST」が主婦の友社より発売。

現在、発売を記念した写真展を開催中:
ギャラリー・ドゥー・ディマンシュ自由が丘店
2014年3月12日(水)~3月31日(月)

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