05.06.2014

写真の距離感

05.06.2014

写真の距離感

iPhone だから表現できる被写体との距離感がある。

写真の距離感

単焦点レンズだからこそ楽しめる距離感が iPhone にはある。iPhone だからこそ実現できる自然な距離感がある。故に、iPhone にしか撮れない画が存在する。

写真の距離感

一眼レフカメラでは単焦点レンズは難しく思われがちだが、同じく単焦点カメラである iPhone のユーザーは自然と被写体との距離感を図る。その距離感は、歩き、見て、触れて、感じてきた末に辿り着いているものである。すべての人の iPhoneography は iPhone を手に取り、歩くことから始まっているのだ。
まずは歩き、目で楽しむことが iPhoneography であり、それを楽しむことはすごく豊かなことなのだと思う。iPhoneography はおのずとその機会を与えてくれる。

写真の距離感

被写体との距離感に最も敏感になるのは人物を撮影する時だろう。iPhone はその距離をも縮めてくれる。一眼レフカメラを構えられ撮られるのには抵抗があるが、iPhone で撮られることには比較的抵抗が少ない。
動物においてもそうだ。じゃれながら、動物の目線でシャッターをきることが iPhone はできる。その距離感が臨場感を生み出すことや、愛らしさを表現することを可能にする。

写真の距離感

写真の距離感

子供を子供の目線、距離感で撮ることも重要である。
大人の目線、距離感で撮ると背景が大きくなり、更にはその背景が地面であることが多い。子供の目線、距離感で撮ると臨場感があふれ、背景も場の雰因気を伝えることができるものになる。

写真の距離感

わたしは iPhoneography で被写体との距離感を表現する時に特に明暗を調整することが多い。
そんなときにはCamera+というアプリがお勧めだ。”シーン” というメニューがあり、ここで明暗の調整を簡単にできる。
被写体に近づいた写真であれば、Snapseed というアプリの “DRAMA” という処理を行うと臨場感を強調することができる。
また、背景のボケ感を出したければTadaa SLRというアプリが有効だ。
是非、様々な距離感の写真を撮った後は、アプリでも楽しんで貰えればと思う。それが、iPhoneography の醍醐味なのだから。

写真の距離感

佐藤陽一(YOICHI SATO)

マンフロット株式会社主催2013-2014 Manfrotto iPhoneography Contest Grand Prize 受賞
携帯電話カメラモジュールの設計・開発に携わっていた関係で携帯電話での撮影を1998年来おこなってきた。そして、2010年に iPhone を手にし iPhoneography の世界へと。
iPhoneography Web Gallery
https://iphoneographys.squarespace.com/
Tumblr:http://sato-iphoneography.tumblr.com/

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