みなさんこんにちは!
日本は、これから天気の良い日も多く、撮影に最適な日がしばらく続くのではないかと思います。
登山やお祭りなどイベントが目白押しなので楽しみで仕方がないです!
今回は今までのお話を振り返りながら、撮影アイデアやヒントについてお話してみたいと思います。
1回目は、スマートフォン撮影でPOCKET三脚Lを使ってのタイムラプス動画や撮影方法のお話、
2回目は、自立型一脚とスマートフォンを組み合わせた動画撮影のお話でした。
3回目では、一脚を使い、ハイアングルでの撮影方法をお話しました。
僕には好きな言葉がいくつかあるのですが、その中で一つ、皆さんに紹介したい言葉があります。
それは、故・横井軍平氏 (任天堂ファミリーコンピュータ、ゲームボーイ開発者の一人。
海外名:Nintendo Entertainment System、Game Boy)の、『枯れた技術の水平思考』と言う言葉です。
『水平思考』(lateral thinking)とは、イタリアのエドワード・デ・ボノ(Edward de Bono)博士が提唱した思考法で、既存の技術や、既存の商品を想定とは異なる使い方をすることで、全く新しい使い方を生むと言う考え方です。
この枯れた技術と言うのは、散々使いこなれて(普及して)、枯れてきた(安くなって来た)技術を指します。
数年前でしたら高価な機材にしか付いていなかった機能が、スマートフォンには標準で付いている…カメラ機能、ムービーもそうですし、タイムラプス動画も同様です。
既存の技術に、こう言った技術を有する様々なモノと組み合わせる事で、新しく自分の写真・映像表現が出来ると言うのは、とても楽しくて幸せな事ですよね。
おっと、前置きがとても長くなってしまいました。ごめんなさい!
POCKET三脚Lの活用方法をもう一つだけお見せしましょう。
使い方はとても簡単です。第1回目の記事に書いたように、自由雲台を装着したPOCKET三脚Lの足を広げ、リュックサックのショルダースタビライザー部分に留める、もしくはチェストハーネスに留めるだけ。
一つだけ注意点があるとすれば脱落防止のために、POCKET三脚Lのストラップ穴にストラップを通してリュックサックに繋げておくことです。こうすれば万が一脱落しても
皆さんの高価な機材が大事に至らないですからね。
さすがに重量的に重いカメラは無理ですが、最近の小型のウェアラブル・デバイスならば問題は無いと思います。
これならGoProしかり、三脚穴のあるウェブカメラや、コンパクトデジタルカメラ、以前ご紹介したスマートフォンホルダーでスマートフォンを留めて使うこともできます。使い方にもよるところはありますが、ほぼ、問題は感じたことがありません。
こういったスタイルですと、登山中に両手を自由にしなければいけない場所などでも、
リュックにカメラを固定することができ、ムービーを撮ったりできます。 また、自転車やバイクに乗る際に、簡易の車載映像の撮影も可能になります。
このスタイルのコツは、広角レンズ搭載の物での撮影の方が、ブレが気になりにくくなるということです。
マンフロットのKLYP+を使って、広角レンズを装着してみたりすると良いかも知れません。
また、SMT LED/アタッチメントや、LUMIE LEDライト 440 lux ARTと組み合わせれば、リュックに装着して簡易の懐中電灯のように使うことも出来ます。
似たようなフラッシュライトはアウトドア系のお店でも売っていますが高価ですし、こちらを使った方が応用して様々なものに使うことが出来ます。
これも先ほど述べた『水平思考』ですよね!
この撮影結果は…
Pocket三脚Lをお持ちの読者諸兄姉の皆さん、ご自身で是非試して見て下さいね。
これは僕からの皆さんへの宿題にさせて下さい。
それでは最後に、電動3軸ブラシレスジンバルのカメラスタビライザーを使ってスマートフォンで撮った動画をご紹介しましょう。
この機材は、マンフロットのマルチ・ビデオスタビライザーMODOSTEADY 585-1等と同様ともいえます。
ただし、こちらの機材はアナログ的にブレを制御するのではなく、防振・映像安定化の機構を電子制御で行うもので、スマートフォンのような小型のものでも、ブレの少ない動画を簡単に撮る事が出来ると思います。
元々はラジコンヘリや、今、話題のドローンなどに使われていた空撮業界では有名で、とても高価な技術でした。
が、これも前述の通り、『枯れた(安くなって来た)技術』と言う事もあり、徐々に値段が下がってきて、今まで限られた人達しか使えなかった物が、僕たち一般人にも求めやすい価格にまでなりました。
効果は…ご覧になって見て下さいね。
[youtube width=”918″ height=”516″]https://youtu.be/g8Q6Ik7mAYA[/youtube]
(余談ですが、映像の中にある、電車の車内からのスローモーションは、ハイスピード撮影と呼ばれる、人間の目では知覚出来ないほどの瞬間的な画像を撮影する手法を使っています。
これも、今まではスーパースローカメラのような高価な機材を使わなければ撮れなかったものなのですが、iPhoneは勿論、他のスマートフォンでもそれに近い撮影が出来るようになりました。)
いかがでしたでしょうか?
小型の自由雲台(雲台にはさまざまな種類があります)、一脚、ミニ三脚、そしてPocket三脚Lがあれば、様々な活用方法が生まれます。
『もっと発見を、もっと想像を、もっと共有を!』
いずれの製品も、きっと貴方の良き写真&動画ライフのお供になってくれるでしょう。
良い写真、良い動画が撮れたら…僕にも教えて下さいね!
このような記事を書く機会を与えて下さったManfrottoの皆さま、並びに関係者の皆さま、
ありがとうございました!
この場を借りてお礼申し上げます。
AIR. a.k.a. A._Ryo
無いものは作る、持っているモノを使って工夫するをモットーに、
モノづくり、電子工作や夜景などの写真や記事を主にアップしていたブロガー。
ここ最近は都内からのライブストリーミング配信を中心に活動しています。部屋の四隅とトイレ、 Club Music・自転車・車が大好き。
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