29.05.2015

構図のマジカルトリック – リーディング・ラインについて

29.05.2015

構図のマジカルトリック – リーディング・ラインについて

無意識に被写体に視線が惹きつけられる画像を見たことがありますか? 掃除機がカーペットの上のホコリを吸い上げるように、あたかも強力な重力に従うように、視線がある特定の点に引き付けられることがあります。

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こういった写真は大抵、あるミステリアスな力で私たちを引き付けます。 リーディング・ラインと呼ばれるものです。

リーディング・ラインは魔法のようなもので、魔法とは違って、使い方を正しく知っていれば、現実世界でも実際に機能します。
注意したいのは、使い方を間違えると、見ている人の視線を間違った方に誘導してしまい、美しい写真が台無しになってしまうことです。 ご心配なく。私がこの使用のガイドラインを紹介し、このような間違いが起こらないようにあなたを正しい方向へ誘導します。
リーディング・ラインとは、被写体または焦点で終わる、もしくはそこまで導く小道のようなものと考えてください。シンプルに、リーディング・ラインは、端または端近辺から始まり、被写体まで指し示します。
リーディング・ラインで最もよく使用される(そしておそらく最も素晴らしい)のは、2線が収束する消点に被写体をシンメトリーに置くものです。

この写真には複数のラインがあり、すべてが写真中央の私の被写体を指しています。 被写体は端の上で遊ぶ少年ですが、できる限り対称的に配置されています。

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2歳の男の子を何回も撮影した後、ようやく少年が私から走りさる時に全てのラインの中心に配置されました。
考え抜かれたフレームで、且つ、リーディングラインを利用した写真を撮影するのは、かなりハードです! 特に、動体の被写体であればです。時間をかけ、考え抜くと、ラインのポイントをどこに置くか見えてくるでしょう。
被写体がラインの収束点に配置されるように自分のポジションを変えてみましょう。
この橋の上の写真でも、私は自分をセンターに、かついつもより低いところにポジショニングしました。 私のiPhoneですが、橋の上に置き、ラインの消点がよりドラマチックに見えるようにしました。
橋のレール、終端、さらにひときわ目立つ橋の影のラインがフレーム中心の被写体に収束するのが見えると思います。

オフセンター

あまり知られていないタイプになりますが、被写体が中心からずれているのに、リーディングラインは被写体の方向に向けられているものがあります。 このポートレートでは、フレームの大部分は、被写体の顔を指すラインで占められています。

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曲線

リーディングラインは直線である必要はありません。 被写体(または消点)を指し示す限り、曲線でも構いません。このケースでは、被写体はテネシーのまばゆい日没の最後の光線でした。

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リーディングラインの間違った使用方法

リーディングラインが被写体ではなく、誤った方向を指す場合、写真全体の構成を台無しにすることがあります。写真の見方をトレーニングされてない方にも、そのような写真には引き付けられません。

この見事なシーンでも、ラインが何も指さないため、写真に違和感があります。

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この写真では被写体が馬なのは明らかなのですが、消失ラインが右側の道路であるため、被写体から視線が外れます。

写真-10月-9日-6-22-45-PM

私達の目は、道を自然と辿りますので、その道が、自分の望むところに導いているかどうか、きちんと確認しましょう。

写真-12月-27日-5-11-46-PM

David Molnar

David Molnarは音楽・広告分野のフォトグラファー、および「iPhone Only Photography」の著者として有名です。彼の作品は2800万缶のペプシやマウンテンビューソーダ、People Magazine、The New York Timesで見ることができます。
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