28.09.2016

成功間違いなしの写真撮影ヒント11

28.09.2016

成功間違いなしの写真撮影ヒント11

風景写真の撮影は表面では簡単なように見えますが、深く掘り下げてみるといろいろなニュアンスやテクニックがあることに気が付きます。 風景写真は様々な方法で撮影することができ、時にして詳細にとらわれすぎることがあります。 このため少し距離を取って全体を考え、創造力を発揮する必要があります。

この写真では灯台に焦点を当てるために満潮が必要でした。このため私は日の出と条件が揃うまで待ちました。望遠レンズと60秒間の露出とLEEフィルターのベリーハードエッジ0.9 GNDを使用しました。
この写真では灯台を隔離するために満潮が必要でした。このため私は日の出と条件が揃うまで待ちました。 望遠レンズと60秒間の露出とLEEフィルターのVery-Hard Edge 0.9 GNDを使用しました。

 

1 – ビジョンを追究する

自分の興味を追究し、スタイルを守りましょう。 他の人の作品に感動を受けるのもよいですが、他の人がしていることに気を取られすぎないようにしてください。 インスピレーションはどこからでも得られます。実際には自分の世界に対する観点と解釈にかかっています。 多くのメディアに関わったアーティストとして、これは私が提供できる最高の助言だと考えます。 自分の個性と分野を見つけ、それに全力を注いでください。

早朝に砂浜にいることほど素晴らしいことはありません。私はこの素敵な流木を見つけ、日の出との粋な角度を捉えました。流木は4分間の露出中、打ち寄せる波に洗われながらこの位置にとどまりました。LEEフィルターBig Stopper(10ストップ)、LEE フィルターHard-Edge 1.2 GND (4ストップ)、LEEフィルターSoft-Edge 0.9 GND (3ストップ)
早朝に砂浜にいることほど素晴らしいことはありません。 私はこの素敵な流木を見つけ、日の出との粋なアングルを捉えました。 流木は4分間の露出中、打ち寄せる波に洗われながらこの位置にとどまりました。
LEEフィルターBig Stopper (10ストップ)
LEE フィルターHard-Edge 1.2 GND (4ストップ)
LEEフィルターSoft-Edge 0.9 GND (3ストップ)

 

2 – 数量より品質

風景写真家の目標は配慮とテクニックを必要とする芸術作品を創造することです。 理想的な照明がある場所を確保することも大事ですが、最も重要なことに綿密に計画した撮影を忠実に実行することです。 その他のことは単なるおまけといってよいでしょう。

これはナハントからボストンを面白い角度で撮った写真です。バスポイントの向こう側にレビア(右)とウインスロップ(左)が見えます。もやがかかっていたのですが、それが素晴らしい日の入を演出してくれました。Big StopperとLEEの新製品「Very-Hard」グラデーションフィルターを組み合わせ、望遠レンズで正確な位置を決めて250秒の露出で撮影しました。LEEフィルターBig Stopper LEEフィルターVery Hard-Edge 0.9 GND
これはナハントからボストンを面白いアングルで撮った写真です。 バスポイントの向こう側にレビア(右)とウインスロップ(左)が見えます。 もやがかかっていたのですが、それが素晴らしい日の入を演出してくれました。 Big StopperとLEEの新製品「Very-Hard」グラデーションフィルターを組み合わせ、望遠レンズで正確な位置を決めてから250秒の露出で撮影しました。
LEEフィルターBig Stopper 
LEE フィルターVery Hard-Edge 0.9 GND

 

3 – 興味深い場所を発見する

もちろん史跡などのランドマークは撮影すべきですが、その周辺に風景のストーリーを語る場所が他にないでしょうか? 独創的な視点であまり知られていない場所や新しい場所を探してください。 興味深い場所やダイナミックな前景を提供する場所を探してください。 場所の本質を表現する真に特別なものを発見できるかもしれません。

これは1-2ヶ月前に異なる露出で撮影した写真です。当時私はこう書きました。私は長いことボストンを独自なアングルで捉えたいと考えていました。念願の撮影が実現した時は本当に感動しました。海岸地域は開発し続けられるために10年以内にはこの光景はもう存在しないことでしょう。このため撮影するには今しかありません。垂直線が多すぎるため、水平線を中央に配置しました。私はティルトとシフトレンズを持ち合わせていないため、この超広角で水平を分割しても歪みはありません。キャノン6d キャノン16-35mm 2.8L II 17mm LEE Big Stopper (3.0ND) LEE 0.9 Grad ND Hard LEE 0.6 Grad ND Soft f/13、 ISO100、120 秒 ライブビュー、 RC-6 ワイヤレスリモート
これは1-2ヶ月前に異なる露出で撮影した写真です。 当時私はこう書きました。
私は長いことボストンを独自なアングルで捉えたいと考えていました。念願の撮影が実現した時は本当に感動しました。 沿岸地域は今後も開発し続けられ、10年後にはこの光景はもう存在しないことでしょう。撮影するには今しかありません。 垂直なラインが多すぎるため、水平線を中央に配置しました。私はティルトとシフトレンズを持っていないため、この超広角で水平を分割しても歪みはありません。
キャノン6d 
キャノン16-35mm 2.8L II、17mm 
LEE Big Stopper (3.0ND)
LEE 0.9 Grad ND Hard
LEE 0.6 Grad ND Soft f/13、
ISO100、120 秒
ライブビュー、 RC-6 ワイヤレスリモート

 

4 – 光にアングルを決定させる

アウトドア写真家は自然光に左右されます。このため太陽、月、星の位置にしたがって画像を計画する必要があります。 場所によっては特定の時間帯とある光の条件下のみで撮影が可能です。イメージを適切に捉える観点と撮影時間を計画することが重要です。

この写真では色あざやかな日の出に恵まれました。早朝、3時45分に起きなければなりませんでしたが、その価値は十分ありました。6分の露出と下記のフィルターを使用しました。 LEE フィルターLittle Stopper   LEE フィルターHard-Edge 1.2 GND LEE フィルターSoft-Edge 0.9 GND
この写真では色あざやかな日の出に恵まれました。 早朝、3時45分に起床しなければなりませんでしたが、その価値は十分ありました。 6分間の露出と下記のフィルターを使用しました。
LEE フィルターLittle Stopper
LEE フィルターHard-Edge 1.2 GND
LEE フィルターSoft-Edge 0.9 GND

5 – 天気を調べる

母なる自然の行動を正確に予知することはできませんが、天気予報を調べることで、成功するチャンスを増やすことはできます。 例えば、日中に長い露出時間で雲の動きを捉えるなら、積雲が出現する好天気の時を狙いましょう。適当な場所も考えておきましょう。 同じ理由で夜空の星を撮影するなら、適切な暗さがある晴れた夜に撮影を計画しましょう。

冬の嵐の後、雲がなくなった頃、私はチェストナットヒルの貯水池に行きました。この冒険の目的は月のない、冷たく澄んだ空と雪をかぶった木々を撮影することでした。これはキャノンのタイマーリモートコントローラー、TC-80N3で露出の間に1秒置いて20分間の間に60回露出したものです。カスタムのホワイトバランスはLEEフィルターwhite balance capでカメラに取り入られました。Photoshop CCでRAWから積み重ねました。
ある冬の嵐の後、雲がなくなった頃、私はチェストナットヒルの貯水池に行きました。 この冒険の目的は月のない、冷たく澄んだ空と雪をかぶった木々を撮影することでした。 これはキャノンのタイマーリモートコントローラー、TC-80N3で露出の間に1秒置いて20分間の間に60回露出したものです。 カスタムのホワイトバランスはLEEフィルターwhite balance capでカメラに取り入れました。 Photoshop CCでRAWから積み重ねました。

6 – 早めに現場に到着する

正確な天候は場所に到着するまで分らないため、天気予報と条件が変わったら計画を変更できるように時間に余裕を持たせてください。前もって電話で情報を得たり、予定とは違う外観シーンを捉えるのもいいでしょう。 日の出を撮影する時はマジック(ゴールデン)アワーの薄明の時に撮影します。日の入りの撮影はその逆です。

この朝は燃えるような薄明になると感じていました。風もあまりなかったので私は日の出前のスカイラインを撮影するためにケンブリッジ川のチャールスリバーを訪れました。冬が訪れる前に水上のボートを撮影したかったため、このチャールスリバーヨットクラブのシーンを撮影しました。キャノン6d Canon 16-35mm f/2.8L II 16mm  LEE Little Stopper (1.8 ND) Singh-Ray 0.9 Reverse GND f/11、ISO 100、250 se 
この朝は燃えるような薄明になるという予感がありました。風もあまりなかったので、日の出前のスカイラインを撮影するためにケンブリッジ川のチャールスリバーを訪れました。 冬が訪れる前に水上のボートを撮影したかったため、チャールスリバーヨットクラブのシーンを撮影しました。
キャノン6d
キャノン16-35mm f/2.8L II、 16mm 
LEE Little Stopper (1.8 ND) 
Singh-Ray 0.9 Reverse GND
f/11、 ISO 100、250 se

7 – 長い焦点距離で撮影する

広角レンズが良い時もありますが、望遠レンズは目の前のシーンの解釈方法を変え、可能性を広げます。 風景とより親密になるだけではなくシーンの光と影の作用をいろいろ考えさせられる選択プロセスがあります。

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8 – フィルターを使用し、動きを作る

全ての風景写真家は円偏光子とNDフィルターを常に携帯すべきでしょう。 偏光子はぼやけをカットして空を深く見せ、反射面のぎらつきを低減して色彩を鮮やかにします。 NDフィルターを使用することにより露出時間を調整し、シーン内の被写体の様々な動きを表現して印象的なイメージを創造することができます。

話は少し脇道にそれますが、私は時折テイクアウトフードを持っていき、墓地で食事をします。今日はピザを食べました。丘の麓の人気のない道路沿いのおなじみの場所に車を駐車しました。雲のコンディションは長時間の露出に素晴らしかったものの、木を被写体にすることを考えました。最初そのアイデアはばかばかしいと思ったものの、私は目の前の大きなオレンジ色の木があまり動かないことに気づきました。そこで私はこの地面レベルの静止条件を利用することにしました。すばやく機材を設定すると、条件が変わる前に3回の露出を行いました。これは最後の露出ですが、風が強くなってきたので途中で切り上げたものですが一番シャープな仕上がりになっています。キャノン 6d 16-35 2.8L II、25mm B+W 3.0 ND MRC 110M B+W KSM CPL XS-PRO Nano 71 秒
話は少し脇道にそれますが、私は時折テイクアウトフードを持っていき、墓地で食事をします。 今日はピザを食べました。丘の麓の人気のない道路沿いのおなじみの場所に車を駐車しました。 雲のコンディションは長時間の露出に素晴らしかったものの、木を被写体にすることを考えました。 最初はそのアイデアを馬鹿馬鹿しいと思ったものの、目の前の大きなオレンジ色の木があまり動かないことに気づきました。そこで私はこの地面レベルの静止条件を利用することにしました。 すばやく機材を設定すると、条件が変わる前に3回の露出を行いました。 これは風が強くなってきたので途中で切り上げた最後の露出ですが、一番シャープな仕上がりになっています。
キャノン 6d
16-35 2.8L II、25mm
B+W 3.0 ND MRC 110M
B+W KSM CPL XS-PRO Nano
71秒

9 – 被写界深度を考える

一般的に風景写真家はフレーム全体にシャープなイメージを見せることを望みます。 焦点距離や被写体の近くの物体と遠くの物体との距離により難易度が変わります。 フレーム全体にシャープなイメージを見せるには焦点合成から過焦点距離までいろいろな方法がありますが、自分の目的と機材にあった方法を選択してください。 最終的には決まり事はありませんので、シーンに浅い被写界深度を取り入れて全く違う結果になることも恐れずにチャレンジしてください。

このボストン東部の古い航海用ロープは私のお気に入りの被写体です。日の出の陽光が中心街のビルに差しだすところを捉えました。露出中、何種類かの雲がシーンの中を移動しましたが、それが空に興味深い効果を演出しました。 LEE フィルター Big Stopper  LEE フィルターHard-Edge 0.9 GND
このボストン東部の古い航海用ロープは私のお気に入りの被写体です。 日の出の陽光が中心街のビルに差しだすところを捉えました。 露出中、数種類の雲がシーンの中を移動しましたが、それが空に興味深い効果を演出しました。
LEE フィルター Big Stopper  
LEE フィルターHard-Edge 0.9 GND

10 – 多様な水平線を作る

水平線は水平に維持し、イメージのどこに配置するか考えることをおすすめします。 シーンにしたがって配置する場所を多様化してください。 空がシーンで最もパワフルな要素なら、パンアップして空の部分を増やしてください。前景がシーンで最も興味深い部分なら、水平線を押し上げてより多くの前景を取り入れてください。

この写真は2-3週間前にハンプトンビーチ州立公園で撮影しました。雲は素晴らしかったものの、風が強すぎて砂浜まで出られませんでした。以前風が強い時に砂浜まで出て、機材の清掃に手こずった経験があります。このため私は砂丘に残り、砂から離れたコンクリート上で機材を設定しました。風を背にしたため、突風を避けることができました。さもなければこの露出時間は得られなかったでしょう。キャノン 6d Canon 16-35mm f/2.8L II、16mm LEE Big Stopper (3.0ND) LEE 100mm 円偏光子 f/20、SO 50、90秒
この写真は2-3週間前にハンプトンビーチ州立公園で撮影しました。 雲は素晴らしかったものの、風が強すぎて砂浜まで出られませんでした。 以前風が強い時に砂浜まで出て、機材の清掃に手こずった経験があります。 このため私は砂丘に残り、砂から離れたコンクリート上で機材を設定しました。 風を背にしたため、突風を避けることができました。さもなければこの露出時間は得られなかったでしょう。
キャノン 6d
キャノン 16-35mm f/2.8L II、16mm
LEE Big Stopper (3.0ND)
LEE 100mm 円偏光子
f/20、SO 50、90秒

11 – 人を取り入れる

これは新しいコンセプトではありませんが、自然のシーンを捉えようとする風景写真家が直感的に考えることではありません。 しかし人をシーンに取り入れることは実はとてもスマートな方法です。スケールを判断することができ、構図全体に視線が配られます。 意図的にこれができれば理想的ですが、さもなければ次回人気のある場所で誰かがあなたのフレームに入ったら、ユニークな機会として撮影しましょう。 面白いゴースト効果を使ってシャッタースピードを実験することもできます。

この信じがたいシーンはボストン市内で撮影しました。秋のウェストロクスベリーのタートルポンド付近でさまざまな撮影を楽しみました。
この信じがたいシーンはボストン市内で撮影しました。 秋のウェストロクスベリーのタートルポンド付近でさまざまな撮影を楽しみました。

Greg Dubois

南西部から来た私はボストンに自分の家を見つけ、ここに7年間住んでいます。 私は生まれてからずっとアーティストでした。多数のメディアを経験しました。 正式に絵画を勉強し、イラストを専攻してビジュアルコミュニケーションで美術学士号(BFA)を修得しました。10年以上、慣習にとらわれない方法で絵画を作成し、デジタルアートやグラフィックデザインの分野で活躍しました。 それ以前はデジタルビデオと35mmカメラを広範に使用していました。 数年前、私は写真に再び興味を持つようになり、急速に夢中になりました。 私のアーティスト人生の頂点において完璧な表現方法であることが分かったのです。 私の作品をご覧いただき、ありがとうごさいました。楽しんでいただけたら幸いです。

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